愛の力なり!



「まなみちゃーん!」


「八雲君!?」


「僕受かったナリィ!」


そう言って、彼は私に抱きつく

「なにが受かったの!?」

「去年僕が落ちちゃった、音大ナリよ〜♪」

「……………………本当に?」

「本当だぴょーん!」

その言葉に、今度は私が八雲君に抱きつく

「よかったね!!八雲君」

「真奈美ちゃんのおかげナリィ!やっくん嬉しいですデス!!」

「きっかけは私かもしれないけど、頑張ったのは八雲君だもの」

「それじゃあ、僕ら二人の愛の力でだね!」

そう言った彼の顔は、思い出深い体育祭の日の快晴よりも、晴れ晴れとして、嬉しそうな、甘さを含む表情だった