貴方の
傍に
先輩?
私はあの時ほど幸せだと感じたことはありませんでしたよ?
†永久に…†
私が真弘先輩に救われてから…私が死んでから、もう一年がたつ
先輩には酷いお願いをした。
先輩は私の事をちゃんと分かっているから…
私を追おうとしなかった
それがとても嬉しかった…
…珠紀!
先に行って待ってろ!!
はい…
いつまでも…いつまでも待ってます
俺を忘れてたら承知しねぇからな!
忘れるわけないじゃないですか…
先輩のことを忘れるわけ…
大好きだった。
今でも大好きなのに…
「ただ…2人で笑って、喧嘩して、くだらない話をして…」
ただ…
「普通に過ごせれば良かったのに…」
どうして、私たちには些細な幸せすら、掴ませてもらえなかったんだろう?
「先輩、私はずっと貴方を見ているんですよ?」
あの星の下で…先輩が逢えるはずがない私をずっと待っているのをしっている。
泣いているのを知っている
私の後を追わないように我慢してるのを知ってる
「抱きしめたくても…」
触れられない。
「もっと…大好きって言いたかったよ?恋人らしいこと、したかったよ?先輩…」
ただ黙ってみているだけしかできない。
『真弘…先輩……』
「一一一一一」
珠紀の声が聞こえた
「珠……紀?」
居るわけない…
珠紀は死んだのだ
分かってはいる
けれど、それを認めたくない自分がいる
空耳だ…
居るわけない…
居るわけ…ないのだ
「居る…わけねぇよな。」
名前を呼ばれた
けれど彼は気のせいだと思っている
『先輩…私は此処にいます』
ずっと貴方を想って
『真弘先輩、私はいつまでも貴方を待っています。大好きな貴方を。』
幻聴だとおもった
けれど、次の瞬間
真弘は優しい風に包まれていた
『いつも、真弘の傍にいます。』
自然と涙があふれた
「いつまでも、傍に居ろ。そして、また一緒に…笑いあおうな。珠紀」
そういった真弘を優しい風が…珠紀が…ずっと抱きしめていた