鬼と
人
目の前が真っ暗だった。
私は鬼なのだと
お千ちゃんは言った
”鬼”
人ではない生き物
皆を・・・
私の大好きな新撰組の皆を
傷つけた
あの”鬼”と同じ存在なのだと・・・
絶望的な面持ちで、私は部屋で
ただ虚空を見つめていた
何も考えたくなかった
だが、頭の中では
”鬼”
という言葉がずっと廻っている
私は皆とは違う
大好きなあの人とは・・・
存在が違うのだ。
目に涙が溜まる
涙腺が緩む
けれど、決して泣くまいとこらえる
泣いては、いけない気がした
いったいどの位、時間が経ったのだろうか?
視界が真っ暗だ
何も見えない
何も考えられない
見たくない
考えたくない
そんな時
襖を叩く音がした
「千鶴、いるか?」
不器用ながらも優しい声音
今一番傍にいてほしい人
今一番会いたくない人
だからひたすらに黙した
「どうせ、居るんだろうが」
彼は呆れたように呟く
「……居ません…」
「居るじゃねぇかよ」
そう言って、彼___永倉新八は襖を開けた
「何で……くるんですか?」
私はアナタとは違う存在なのに
「ん?いや…おまえが泣いてるような気がしてな。」
貴方達の敵と同じ存在なのに
「……………ぃ…」
「ん?」
「優しくしないでください!」
皆と違う私が嫌い
普通じゃない自分が嫌い
こらえていた涙が止まらない
そんな私を永倉さんは、抱きしめてくれた
「何も心配すんなゃ。」
不器用な手が、頭を撫でる
「誰もお前を敵とは思ってねぇさ」
優しい声
「誰もおまえを嫌いになったりしねぇ」
優しく、しかしはっきりとした声
「……私は鬼なんですよ?」
胸に秘めた言葉の洪水
「皆とは……永倉さんとは違うんですよ?」
声が震える
「さっきお前と一緒に聞いてたさ。」
「怪我をしてもすぐに治るんですよ?」
「便利で良いじゃねぇか。」
笑ってそう言う
「別に俺は、お前がどんな存在でも良いと思うさ」
優しく微笑みながら言う
「お前はお前だ」
私は彼の腕の中で泣いた
涙が止まらなくなった
この人は私を認めてくれたのだと
私は彼の事をずっと思っていて良いのだと
私の涙が幾らか落ち着いてきた時
彼の声がした
「どうしても辛くなったら、我慢すんなよ。」
引いた涙が、また溢れそうになる
「お前が一人で泣いてるってのは、何だか落ち着かなくてな」
「じゃあ…どうしても辛くなったら」
辛くなったら
その時は
「永倉さんのところに行きます」
貴方のところへ行って良いですか?
「おぅ!俺の胸くらいいつでもかしてやる」
だから
1人で抱え込むなんて水臭いことは、しなくて良い
お前は大切なヒトだから
ずっと笑っていれば良い
そう思いながら俺は笑った
静かに過ぎる夜だった
〜アトガキ〜
何でぱっつぁんルートないんでしょうねOTL
ぱっつぁん大好きです。
私は鬼なのだと
お千ちゃんは言った
”鬼”
人ではない生き物
皆を・・・
私の大好きな新撰組の皆を
傷つけた
あの”鬼”と同じ存在なのだと・・・
絶望的な面持ちで、私は部屋で
ただ虚空を見つめていた
何も考えたくなかった
だが、頭の中では
”鬼”
という言葉がずっと廻っている
私は皆とは違う
大好きなあの人とは・・・
存在が違うのだ。
目に涙が溜まる
涙腺が緩む
けれど、決して泣くまいとこらえる
泣いては、いけない気がした
いったいどの位、時間が経ったのだろうか?
視界が真っ暗だ
何も見えない
何も考えられない
見たくない
考えたくない
そんな時
襖を叩く音がした
「千鶴、いるか?」
不器用ながらも優しい声音
今一番傍にいてほしい人
今一番会いたくない人
だからひたすらに黙した
「どうせ、居るんだろうが」
彼は呆れたように呟く
「……居ません…」
「居るじゃねぇかよ」
そう言って、彼___永倉新八は襖を開けた
「何で……くるんですか?」
私はアナタとは違う存在なのに
「ん?いや…おまえが泣いてるような気がしてな。」
貴方達の敵と同じ存在なのに
「……………ぃ…」
「ん?」
「優しくしないでください!」
皆と違う私が嫌い
普通じゃない自分が嫌い
こらえていた涙が止まらない
そんな私を永倉さんは、抱きしめてくれた
「何も心配すんなゃ。」
不器用な手が、頭を撫でる
「誰もお前を敵とは思ってねぇさ」
優しい声
「誰もおまえを嫌いになったりしねぇ」
優しく、しかしはっきりとした声
「……私は鬼なんですよ?」
胸に秘めた言葉の洪水
「皆とは……永倉さんとは違うんですよ?」
声が震える
「さっきお前と一緒に聞いてたさ。」
「怪我をしてもすぐに治るんですよ?」
「便利で良いじゃねぇか。」
笑ってそう言う
「別に俺は、お前がどんな存在でも良いと思うさ」
優しく微笑みながら言う
「お前はお前だ」
私は彼の腕の中で泣いた
涙が止まらなくなった
この人は私を認めてくれたのだと
私は彼の事をずっと思っていて良いのだと
私の涙が幾らか落ち着いてきた時
彼の声がした
「どうしても辛くなったら、我慢すんなよ。」
引いた涙が、また溢れそうになる
「お前が一人で泣いてるってのは、何だか落ち着かなくてな」
「じゃあ…どうしても辛くなったら」
辛くなったら
その時は
「永倉さんのところに行きます」
貴方のところへ行って良いですか?
「おぅ!俺の胸くらいいつでもかしてやる」
だから
1人で抱え込むなんて水臭いことは、しなくて良い
お前は大切なヒトだから
ずっと笑っていれば良い
そう思いながら俺は笑った
静かに過ぎる夜だった
〜アトガキ〜
何でぱっつぁんルートないんでしょうねOTL
ぱっつぁん大好きです。